2009年06月11日

梅雨の合間


雨雲が途切れて青空が覗いている
風に押されて流れる雲は緩やかで
もうしばらくは
この想いを高く沈めていられそう

内側ばかり濡らす世の中の雨も
斑に定まらぬ灰色の雲も
空さえも浅いか深いか解らずに

それでも

足元ばかりを見下ろしながら
水溜まりに映る空を見上げるのだ

人として在る欲望が
無垢を装わせているのだとしても
翔ばずにはいられない
本能にも似た哀しい高揚を

青に沈ませて

 青に翔ばせて

梅雨の合間の
二律や表裏の蝶番のような
確かな刻(とき)の不確かな場所に佇んでいる

まだ雲の動きは緩やかで
もうしばらくは
想いを高く翔ばせるために
この青に沈んだままでいさせて欲しい

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「トルコ行進曲」を部屋でボーッと聞いていました。
外は梅雨の合間の晴れ、レースのカーテンが光で揺れていました。

何を言いたいのか、よく解らなくなってしまいました(^_^;
足元の事ばかり気にしているのに大空を飛びたいと願ってしまう、悲しいニンゲンの性(さが)。頑張っていればいつかは報われるという神話を、何度も裏切られながらも信じてしまう愛しいニンゲンの愚かさ。沈む事も翔ぶ事も同義なのかも知れないと思ってしまうのは、ニンゲンでしかいられない私自身の願望なのでしょうね(^_^;

              (mixi某コミュニティー同掲)
 ********************

半年振りの書き込みかぁ(^_^;
もちょっと色々と呟きたいなぁとは思いつつも、想いを遊ばせ言葉に織り上げるほどの時間をなかなか取れなくて…。

ま、ぼちぼちと。
posted by きぃちょん at 20:49| Comment(1) | TrackBack(0) | 詩作メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月05日

万華鏡倶楽部

カレイドスコープとも言うけれど、私は断然「万華鏡」と言う方が好きだ。万の華を映す鏡という漢字も綺麗だし、「まんげきょう」という言葉も、まるで仏の教えにリンクして曼荼羅の世界と相通じているような、覗き見る小さな世界の奥深さを上手く表現しているように思えるからだ。「万華鏡」…言葉に発して漢字をイメージするだけで、深遠の宇宙に煌めく星々の色とりどりの輪廻の華を時の果てから傍観しているような、恍惚と憧憬と郷愁と孤独と、そんな様々な想いが複雑にブレンドされて一瞬胸を駆け巡る。

私が使っている万華鏡は厳密に言うとテレイドスコープなのだが、あなたはチェンバータイプでも何でも好きなものを使ってもらって構わない。その違い? チェンバータイプは、例えばビーズやセロハンやスパンコールといった、映像となる対象物「オブジェクト」が入った容器が万華鏡の先端に取り付けてあるものだ。テレイドスコープは万華鏡の先端にガラスやアクリルや水晶の透明球が取り付けてあって、見るもの全てがオブジェクトになる。ゆくゆくは私と同じようにテレイドスコープになるだろうが、先ずはチェンバータイプでオブジェクトの容器が取り替え可能なものから始めると良いだろう。

見る「物」は同じなのだが、見る部分、角度や光の具合をほんの少し変えるだけで全く違う映像になる。そして動いてしまえばもう2度と同じ映像を見る事はできない。その時あなたが見る映像は、永遠を封じ込めた刹那の世界だ。それをどうするかは、まったくもってあなたの自由。興の赴くままに刹那の世界を渡り歩くも良し、一編の言葉に託すも一曲の音階に託すも良し、フィルムに永遠の画像を留め置くのも良し。大切なのはその刹那の世界を感じ取る事。「ひとつ」は無限ともいえる膨大な世界を内包している事を客観的かつ主観的冷静さにおいて自覚し、隠された無数の世界を想像する事なのだ。と、偉そうな事を言えるほどの域には私はまだ達していないのだが。

何はともあれ、万華鏡倶楽部へようこそ。これからあなたは、宇宙が生み出す宝玉の輝きを興奮をもって見るだろう。螺旋を昇り降りするかのようにして、パイの生地のように折り重なる世界の断面を畏怖の念を抱いて見るかも知れない。そして、なるべく早く私と同じようにテレイドスコープで楽しんで欲しい。私の万華鏡を見てみたい? 既にあなたは目にしているのだが。かつて私も同じ質問をし、この倶楽部に引き込んだ人がウインクしながら答えたセリフをあなたに贈ろう。「テレイドスコープが欲しいなら、あとは2枚ないしは3枚の表面鏡を鍛えれば良い。きみにはもう立派な水晶体が付いているじゃないか」

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今、NHK番組「趣味悠々」で万華鏡が扱われています。万華鏡作家の山見浩司さんを講師に、生徒役のルー大柴さんと原千晶さんが、これから数回に分けて手作りに挑戦されるようです。

万華鏡は以前から好きなのだけど(あのめくるめく煌めく世界に、その不思議に、惹かれない人がいるでしょうか)、あんなに色々な種類の万華鏡があるなんて知りませんでした。

万華鏡の魅力がまたひとつ…。私も手作りに挑戦したくなってきたっ(*^_^*)
posted by きぃちょん at 02:32| Comment(3) | TrackBack(0) | 詩作メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月21日

田実都「猫が踊れば月踊る」に寄せて

躯をぶるっと震わせると
長いしっぽをぴんと上げ
四肢を伸ばして準備体操

これから始まる猫の時間
満月が中天に差し掛かり
降り注ぐ光が髭に触れる

さあ踊ろう
 この夜を
  しなやかに
生きとし生ける猫たちよ

しめやかに
 ひそやかに
  抑えてきた
悦びを解き放つ時が来た

筋肉に波打つ毛皮の光沢
明暗をも見通す目に反射
地に浮かばせる影さえも

漏らす事無く月光を掬い
静かに渡るばかりの月を
たやすく妖しく踊らせる

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今日たまたま通りかかった画廊喫茶「Cafe salon フルカワ」で、「CAT 30年目の個展 田実都展」という猫の絵を集めた個展が開かれていました。
(詳しくは本家HPの日記及び雑記ブログでどうぞ)

その絵の中に『猫が踊れば月踊る』というタイトルの絵があって、このタイトルがすごく素敵だなぁと、久々に詩心を動かされました。

絵の猫たちも私の猫魂をモロくすぐってくれました。

ああ、良い個展を観られて嬉しい(*^_^*)

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後からハタと思ったのだけど、「生きとし生ける」って、これだけで生物すべてって意味になるのかな? だとしたら後に「猫たちよ」って続くのはおかしいのかな(^_^; とは思いつつ、勢いで「ま、いっか〜」と(^_^;;;

posted by きぃちょん at 22:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 詩作メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月10日

秋です

君と過ごす秋を知らない
赤く染まった雲を眺めてる
この想いを強く抱きしめて欲しいのに


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先日、寝しなに浮かんだフレーズ。
睡魔に勝てなかった私は頭元にあった紙に走り書きだけしておいた。
その時は、後からじっくり練ろうと思っていたが、数日経って改めて読んでみても、それ以上の詩作意欲は湧かず(^_^;

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うわ〜。ほぼ1年ぶりの記事UPだ(^_^;;;
この間、詩らしい詩は何も書いていず…。
このブログの目的、全く果たせてないよな(笑)\(^_^;おひ

これじゃ、いくら何でもあんまりなんで絵板から
21.png
秋はゆらゆら
胸に揺れる 炎が揺れる
揺れる炎に 胸が揺れる

posted by きぃちょん at 16:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 詩作メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年12月20日

ジングルベルを響かせて

掌に溶ける儚い結晶も
降り積もれば町を覆うように
今はぎこちない私の言葉も
いつか貴方を包めたらいい

雪の白さは冷たいけれど
それを夢の温もりに変えて
静かに空から降るようにして
そっと貴方を包めたらいい

メリークリスマス
電話の向こうの貴方の声に
メリークリスマス
私も答えて瞳を閉じる

今すぐには逢えなくても
二人きっと響き合える
ほら ジングルベルが聴こえる


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私が応援しているインディースの歌い手さんがクリスマスの歌を公開されていまして、先日からずっと浸っています。歌作れる人って凄いなぁって、つくづく思います。歌詞に曲に編曲にアレンジにetc…。その方の歌はアカペラ含めコーラスも素敵なんですが、それも考えてらっしゃるんだと思うと、私にはもう想像の域を超えてます。やっぱり音楽ができる人って、羨ましいです。

で、クリスマスっぽい…ってかクリスマスな、ほんでもって歌詞風な詩を書きたくなったわけです。

が、時間がない(;_;) とりあえずここまで。

posted by きぃちょん at 23:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 詩作メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年12月06日

銀杏並木

楠の緑を背景に
染まった銀杏の際立った点描
その一点一点に刺し留められたのは
郷愁であり哀愁であり
過去であり現在であり
この並木道の果てにあるものは
果たして未来といえるのか
わざと落ち葉の音を立てながら
歩くという意識について
ぼんやり考えてみたりする

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外出する度に、見事に染まった黄金色の銀杏に見とれてしまいます。冬の日射しを浴びて落とす木漏れ日が何とも言えません。光を受けて吸収した葉は、それを何か違うものに変換させて降り注がせているように思えてなりません。晴天の冬の午、ゆっくりと銀杏並木を散歩したいものです。

じっくり練りたいのだけど、ちょっと時間ないので走り書き。

ちなみに楠は熊本県の県木、銀杏は熊本市の市木です。
熊本城では、このどちらもが見事で、四季を通して樹々に癒されます。
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posted by きぃちょん at 23:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 詩作メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月08日

午後の部屋で

膝に顔を埋めて息を詰めるとほら
目を閉じているけれど私にはわかるの
満ち潮のようにせり上がってくるのが

それはとろりとした液体で
耳元で気怠い波紋を繰り返すから
それが鬱陶しいと思う事すら気怠くなるの

緩く腕を伸ばすと足首まで垂れた髪が
引きずり込もうと絡まってくるけれど
浮かんでいるものなど何もありはしないのよ

その時たしかに水音はして
私は思わず髪を掴んでしまったけれど
それは粘度の高い液体から逃れる術を持ってなかった

耳元の波紋を乱した蝶もやがては
手放した髪に絡み取られて
千切られた翅だけが気怠く波に漂うのね

ねえもう目を開けてもいいかな
目を開けた時わたしの躯が少し青白ければいいな
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posted by きぃちょん at 11:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 詩作メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

去り行く秋に

金木犀の薄れた香りと
冷たい空気を
月の光が連れて来て
秋が行こうとする時に

一緒に持ち去ってもらわなければ
いけない想いがあるのです

右手をそっと差し伸べて
注ぐ光の香りと風で
ひと重ふた重に封印をした
誰にも知られぬこの想いを

遠く行こうとする秋よ
今年もこの想いを持ち去って
遠く 遠く
永遠の秘め事として
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posted by きぃちょん at 11:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 詩作メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

雨の日に

気が付くと雨音は甘く
懐かしく優しく染みそうなので
この掌の想いをその旋律にのせてみる

ああ この感覚を
何と言うのだったろう

茫漠とした宇宙で私は光速で向かう
これは何処かに届けるべきものだ
雨滴の群流星の調べを越えて

手を伸ばせばすぐ其処に
自分の内にでさえ
見つかったのかも知れない

そう気付いた傷みと疾りながら
此処には無い時間を遡ってみる
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posted by きぃちょん at 11:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 詩作メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

パッキング

重たい物はリュックの底に
割れそうな物はタオルで包んで
それから大きな物を入れて
隙間に他を詰め込んで

ここまで整理するにの
随分と時間がかかったし
詰めて貰えなかった物たちが
恨めしそうに散乱してるけど

これ以上リュックを大きくしたら
背負って行けそうにないから
今回は我慢してねって
苦笑しながら片付ける

大きな登山リュック
背負えるように体力つけるし
もっとリッチになったら
トランクに昇進させるから


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発掘された編集中のファイルを整理。ある程度、仕上がっていそうなものは大放出(笑) また詠み直す機会もあるかも知れないから、一応メモがわりに…。
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posted by きぃちょん at 11:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 詩作メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする